ホップ号とホフニャン氏
もう秋も深まり、10月も終わり。前回の更新はというと、ピナの追悼記事を6月に……あまりにも長く暑い夏を通り抜け、季節がひとつ半くらい巡ったことになります。
秋になり、その間、何をしていたかというと、今月7日に結婚しました。
とさくっと書くと冗談みたいですが、本当です(笑)。
遠方のつれあいと、年明けくらいにそんな話をするようになりーー意外とさっくり進みました。もう若くもないので、大げさなことはなしで、式もパーティも何もなしです。
一部の人にしか連絡もしておらず(別に秘密にしているわけではなく、単に忙しく)、そのうち葉書を出そうと思いつつ、まだそれもできていません。
7日は市役所に一緒に届けを出し、その後、イギリスから来日していたPENGUIN CAFEのコンサートへ行き、イタリアンのレストランで食事をしました。
10月7日にしたのも、やはり穏やかな秋がいいね、ということになり、10月の3連休中で、一応大安の日を選んだら7日だった、というだけで。
お互い仕事もあるので、当面は別々の生活ですが、新しい船出です。
リサ・ラーソンの船、希望を運ぶ船、ということでHopp(ホップ)号です(命名=私)。スウェーデン語で希望という意味。
本当はBoat(ボート)という名前らしいのですが、ちょっと素っ気ないので。
新宿伊勢丹で、リサ・ラーソン展開催中なので、小さな動物を何かひとつくらいと思って立ち寄ったら、この船と一緒に帰宅!
前から気にはなっていて、でも購入には至らなかったのですが、目の前にすると、もうだめですね。
キャンドルホルダーで、中にティーキャンドルを入れます。
この写真はキャンドルの灯りをともした状態。船の窓から灯りがもれるような感じになり、船全体もぼーっと明るくなります(素晴らしいデザイン!)
小物入れにしてもいいのでしょうが、やはり灯りをともしたくなります。
後ろにはリサのお国のスウェーデンの国旗が(これは紙製)。
GUSTAVSVERGは、グスタフスベリ製陶所のこと。スウェーデンの巨匠デザイナー、リンドベリに見出されてリサが入社した所です。
反対側にはSWEDENと記されています。
そして、もちろん小さな動物もつれて帰りましたよ。
ホフニャン氏です(命名=私)。
ドイツ系スウェーデン猫(オス)日本在住です。私が勝手に設定しただけですが(ホフという響きがドイツっぽいので)。
このちょっときりっと強情そうな表情にやられました。こうして見ると、リサの作品の魅力は可愛すぎないところ、なんだなあと。ちょっと無骨で素朴な味わい。てのひらにちょんと乗るくらいの大きさです。
今まで気にはなっていても、手にしたことはなかったのですが、こうして実際に本物に触れると、そのよさがしみじみとわかります。
ミナ・ペルホネンとのコラボ作品もあり、どれもラブリーでしたが、ミナ値段になっていて、他のリサの作品よりお高め。でも、お腹に花柄のブルは3日目には完売してました。
ここから、リサのアトリエの様子やインタビューが見られます。
リサ・ラーソン展 今月30日まで開催。
と、結婚の記念にと思い(なんて言っても、ほとんど自分ひとりの衝動買いなのですが)、一隻と一匹をつれて帰って来たわけですが、部屋にあるとうきうきしてしまいます。
今まで、あれもいいこれもいいと、今ひとつ定まらなかった部屋のテーマ、やはり北欧テイストでいこう!(今さらという感じもありますが)、と改めて決心したり。
職場の方にいただいたお祝いもマリメッコのボウルだったし。
そうそう、リングも北欧スタイルをテーマにしているところでつくってもらったのだっけ。北欧といっても、別に北欧のデザイナーのリングではなく、あくまで北欧のイメージ、というものですが。
でも、シンプルな中にちょっとだけひねりが効いているデザインが多く、とても気に入りました。
写真ではわかりにくいですが、細めのリングにちょっとだけカーブがついている、ナトゥール(自然)というデザインです。
男性も違和感のないデザインなので、お揃いにしました。
というわけで、ささやかながら報告まで。
生活も仕事も今までと変わらないのですが、やはりずいぶん、心持ちは変わったように思います。
昨年、大きな災害があり、遠いからこそ、何かあった時に真っ先に連絡がいくようにしたいね、という思いなどもありました。
老後は……私自身、東京にはちょっとうんざりしているところもあり、家も高いので(買うにしても借りるにしても)、西の方で終の住処を探す可能性も大きくなりました。
いっそふたりの好きな京都で……ということも選択肢としてありそうです。
そのためにもがんばって働かなくては。
来月は京都旅行へ行くので、また報告などできればと思います。
(おっとその前に、今年仕事の取材ですでに2回も行った京都のこともアップしたいのだけれど、時間がない〜。今年は京都に呼ばれている感あり!)
☆ 追記☆
『ホップ号とホフニャン氏』って児童文学のタイトルみたいだな、何か書けたらいいのに、と思いました……が、子どもの物語の方が難しいことを実感するこの頃です。リサ・ラーソンの作品そのものが物語を喚起させる力を持っているのかもしれません。
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