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2009年8月30日 (日)

「ヘンゼルとグレーテル」との再会



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 これから10月初旬まで、仕事が怒涛のスケジュール、及びあれこれあって、ブログはしばらくお休みします(といっても、ふだんも休みがちですけど!)。
 むやみに連休があると――連休は嬉しいし、しっかり休む方なのですが――それ以外の日が恐ろしいことになる。
 と、来月はそんな感じになりそう。夏ももう終わりですね……。

 で、いつまでも蚊遣りがトップだと何なので、絵本の画像を。
 これは、私が小さい頃、大好きだった飛び出す絵本『ヘンゼルとグレーテル』。
 この夏の初め、偶然のきっかけにより30数年ぶりに再会し、今、私の手元にある。
 もう、どこにもない幻の絵本。
 1960年代の共産主義時代のチェコで作られた絵本で、版元も消滅、作者のクバシュタという人もすでに亡くなっているからだ(私は日本語の翻訳版を愛読していたのだが、当然、昔に絶版)。

 そんな中、浦沢直樹の『MONSTER』を読んでいたら、ドイツの話なのだが、チェコの絵本が重要な鍵になって出てくるので、ちょっと驚く。
 そこに登場するのは、悪魔的な絵本なのだけれど、幸い、私が再会した絵本は天使的な存在(とはいえ、おとぎ話って、どんなものもどこか残酷である)。
 去年、『善き人のためのソナタ』という映画を観てから、最近、私があれこれ考えるようになった東と西、共産主義と資本主義、個人と国家などなど……『MONSTER』はそういったテーマに見事にシンクロし、本当に、8月2日にUpした記事「金髪のヨハネス」にぴったり重なる内容なのだ。
 金曜の夜は『MONSTER』を閉じて、J-WAVEをつけたら、いきなり浦沢直樹が出ていて、またびっくりした。
 「面白い作品を創るにはどうしたらいいのですか?」という質問に、「最終的には自分を信じることかな」と、『MONSTER』に出てくるグリマーさんのようなことを語っていた。
 何かに強く興味を持つと、シンクロニシティって続く気がする(でも、現実の生活には、特別なことは起こらないのだが)。
 と驚くほどのこともなかったか……今、ちょうど『20世紀少年』の映画のプロモーション時期らしいので、浦沢氏はあちこち出ているのだろう。
 というわけで、この絵本についていろいろ書きたいことがあるのだけれど、それは怒涛が過ぎてから。

 ああ、怒涛よ、早く過ぎておくれ――台風通過みたいな感じか? いやいや「祭り」状態と呼んだ方が楽しいかも?!
 無事、生還できますように。


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コメント

ヘンゼルとグレーテルの絵本、魔女のおばあさんがあまり怖そうでなくて好感度大です。
黒猫がいるのは、魔女のお使いだからかな?
飛び出す絵本というのが子供の頃流行りましたね。
『善き人のためのソナタ』と1960年代のチェコの絵本と『MONSTER』、Kateさんの琴線に触れるものが現れるのは偶然であって偶然でないのでしょうね。
「金髪のヨハネス」の話は衝撃でしたが、最高の男女を選んで子供を作ると言う話は聞いたことがありました。
何を持って最高とするのか?と、今はそれがとても疑問です。そして親(愛情のある保護者)に育てられない子供の悲惨さ。
マザーテレサの話だったか、親のいない赤ちゃんは成長が遅く小さいので、一人のシスターがつききりで育てるそうです。そうするとだんだん大きく育って情緒も安定するのだとか。自分の意思の他のところで不自然に育てられる子供を思うと、ナチスにも憤りを感じました。

投稿: ローズ・マダー | 2009年8月31日 (月) 09:06

ローズ・マダーさん
こんにちは!
この魔女のおばあさんをヘンゼルとグレーテルが暖炉に放り込んで燃やしてしまうところが子ども心に怖かったです(うわあ、子どもなのにやるなあ、みたいな:笑)。
あと、冒頭の暗い森のシーンとか(この絵本では木に不気味な顔が描いてあるんですよ……)。

それにしても、ナチスというのは、ユダヤ人迫害だけでなく、こんなこともしていたのかと、驚愕ですね(日本もいろいろやってきたのだけれど)。
今もなおヨーロッパの映画や小説などに、この時代のこの忌まわしい出来事が繰り返し描かれているのがわかる気がします。

投稿: Kate | 2009年8月31日 (月) 17:59

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