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2009年7月 7日 (火)

フルムーンの夜に

 今日は七夕、そして満月。
 明るい星もひとつ、ふたつ見える。
 七夕といっても、毎年、曇り空や雨が多いのに珍しいこと。
 夜の雲が月の光に照らされて虹色に輝き、梅雨時の空とは思えないほど幻想的。
 こんな美しい夜に思い出すのは、やはりPinaのこと……。
 
 ドイツの高名な振付家が亡くなった、という単なるデータ的なニュースしか流れなかった日本――評論家の文章なども出てくると思うのだけれど、しばらく時間がかかりそうだ。
 Pinaの名前で検索をして個人のブログに辿り着いても、ニュースにリンクが貼ってあるだけで、2、3行の文章がちょろっと、というのがほとんど。
  どうやら、喪の仕事を共有できる人は限られているらしい。

 マイケルの追悼式が、もうじき大々的に行われるそうだ……。
 今、この世界では偉大な芸術家をもうひとり失っているのだけれど、それは同じこの地上ではなく、まるで遠い月の世界の出来事のよう。
 彼女を愛していた人は、月の上に立ってひっそりと嘆くばかり。

 フランスでは、ル・モンド紙で号外が出たらしい。
 フランス語かドイツ語ができたら、よかったのにな……。
 そんな中、イギリスのガーディアン紙の記事がちょっとよい感じだった。
 guardian.co.uk      Pina Bausch1940-2009
 英語もそんなに得意ではないので、きちんと読解できたわけではないけれど、単なるお知らせではない、このテキストを書いた人の思いが込められた、ちゃんとした追悼の記事になっている印象を受けた(たぶん)。

 重力から解き放たれたPina、今夜はフルムーンの輝きのなかで自由に飛翔していてほしい。

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