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2009年5月 6日 (水)

新緑のなかで

 連休も今日で終わりですね。皆さん、いかがおすごしでしょうか。

 清志郎さんの訃報が入ったりしましたが……。
 私はそれ程追っかけて聴いていたわけではないけれど、私の世代にとってはヒーロー的存在で、やはり記憶に残る曲がいくつもあります。
 坂本龍一なんかも同世代で彼がまだまだ現役なことを思うと、早すぎると思う。
 ガンだと聞いても、彼だけは死なない感じがしたんですけどね……。

 話題は変わって――。
 5月は新緑が美しい。
 引っ越した時は、窓から見えたのは、葉っぱの一枚もないケヤキの木。
 それが、いつの間にかこんなに緑がたわわに。
 ある時、ふっと窓の外に目をやると、緑が輝いていて、本当に一瞬にして若葉が繁ったという感じだ。

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……と、団地の緑のなかを赤頭巾ちゃんが!

 ではなくて、真っ赤なレインコートを着て、杖をついてゆっくりゆっくり歩いて行ったお年寄り。
 昨日、5日も雨降りだったのだが、本当に鮮やかな赤いレインコートだった。これなら、目立って安全に違いない。
 新緑も雨を美味しそうに浴びている感じで、じんわりと木に水が沁み渡っていく音が聞こえてきそうだった。
 こういうのを「慈雨」というのかな。

  さて、最近、松浦弥太郎さんの『日々の100』 という本を読んだ。
 松浦さんはご存じ、「暮らしの手帳」の新編集長、文筆家、古書店経営者。
 男の人がモノについて語ると、ウンチク事典になりがちなのだけれど、この本はふんわりと軽く(よい意味で)、松浦さんが綴ると紳士物であっても、そのモノを欲しくなってしまう。
 その中で面白かったのが、落ちているメモを拾うのが好きな人の話。誰かが書き記したものに、とてつもなく想像力を掻き立てられる人、というのがいるらしい。
 そう言えば、映画の「アメリ」では、失敗して捨てられた証明写真の欠片をめぐって物語が展開していったっけ。
 本の中で、松浦さんがアメリカで拾った、どこかの誰かの買い物リストのメモの写真が掲載されているのだけれど、確かに興味深い。
 ベジタリアン?と思わせるような、ヘルシーな食品の買い物リストメモ。
 どんな人なのかなと思う。

 で、これは拾ったわけではなく、私のメモ。
 何の作為もなく、自分のためだけに書いて――メモってそういういうものだよね、だから字が汚いです!――冷蔵庫にマグネットで留めていたもの。

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 買い物リストメモではなく、メニューの予定メモ(ワインビネガーと黒オリーブは買い物リストのメモ)。
 4月24日の「たらのレモンマリネ」は、先月連れ合いが来た時につくったもの。
 有元葉子さんのレシピで、たらをレモンでマリネして、レモンの輪切りとじゃがいもと一緒に、オリーブオイルをかけてオーブンで焼くという、シンプルで美味しい料理。

 その後は、連休中に連れ合いが来たら、つくろうと思っていたメニュー案。
 「4/27届く」というのは、生協の配達日のことで、この日に「トマト」と「ソーセージ」が届くように注文し、それを使って5/2の夜に、茹でて冷凍しておいた金時豆で煮込みを作ろうというメモ。

 しかし……諸事情あって、今年の連休は連れ合いが東京に来られなくなったため、このメモは、ちょっと悲しいメモに。

 しかし、しかし、せっかくだからと、3日に近所のK夫妻をお招きして、この「金時豆とソーセージの煮込み」はちゃんと登場。
 他に、レバーペーストを作り、じゃがいもとローズマリーのオーブン焼きとグリーンサラダなどを、赤ワインを飲みつつ食べた。
 どれも地味な料理だなあと内心思っていたのだが、 
「こういう素朴な料理って、意外となかなか食べられないよね!」
という言葉をいただき、素直に喜ぶ私.。
そうだ、私の料理のテーマは「カンパーニュ風なのだ」と思ったりする(一応、フランスの田舎風、ということで:笑)。

 きのことトマトのスパゲティは、私の晩ご飯になり、試しにいちごのレモンマリネも試したら、美味しかった。
 これも有元さんレシピで、いちごを砂糖とレモン汁でマリネして、バルサミコをかける。
 この場合、バルサミコはちょっと贅沢していいものを使うと、風味があって、イタリアのデザートっぽくなる。

 かつおは冷凍のまま、冷凍庫に眠っている。
 人参サラダはつくらず、人参ドレッシングに変更。

 メモって面白い、と思うのだけれど、これが意外と落ちていない(笑)……ので、自分のメモを発表(失礼しました!)。

 その他、GW中に見た映画は――。
 「つぐない」「ダブリンの街角で」「GONIN」と、どういうラインナップ?と思われるかも知れないが、どれもWOWOWでやっていたもの。
 「つぐない」は素晴らしかった(時間があれば、またいつか書きたい)。
 それと「ダブリンの街角」も予想以上によくて、音楽の力というものを改めて感じた。 
 「GONIN」は、いわゆるバイオレンス・ヤクザ映画だけれど、石井隆監督の美学というか、独特な心理描写や世界観があり、俳優(男優)だったら皆、一度でいいからこういう映画に出たいんじゃないかなと思わせるものがあった。
 本木雅弘、佐藤浩市、根津甚八、ビートたけしといった、ちょっと危険な香りのする、いい男たちが揃っていて、あからさまには出さないが、ホモセクシュアルな匂いも漂う。1995年制作なので、皆、若くて麗しい。街の風景も、今と雰囲気が違う。新宿の街などもギラギラしているのだが、今よりもう少し全体にトーンが暗い(これは撮影の仕方によるかも)。
 1995年なんてついこの前のような気がするだが、こうして映像で観ると、一昔前といった感じ(特に女性のメイクや服装に時の流れを感じた)。
 「いい男たち」もよかったのだが、普通のオジサンがキレると一番コワイというのを怪演した竹中直人が凄かった。「ヤクザ」より余程怖い。
 で、古い映画なのでネタバレしてもよいと思うが、最後、殺し合って殺し合って、皆死んじゃうんだな。
 男ってやつはまったく……ご苦労なこった。
 面白かったけれど、ひとりでご飯を食べながら観るには、ちょっと不向きな映画ではありました(苦笑)。

 あとは、冬物と夏物の入れ替え、床に積んであった本を、本棚を組み立てて整理。
 引っ越し4か月目にして、ようやく床の上に物がなくなる……と、まあ、そんなこんなで終わりに近づきつつあるGWです。

 

 

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