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2008年12月21日 (日)

さよなら、西荻窪

 来年1月の3連休中に引っ越しをすることになった。
 以前の記事でも書いているが、申し込んでいたUR賃貸の希望の物件が今月上旬に出て、とんとんと決まっていった。
 9月頃からあたっていて、その際もすぐに空き物件の連絡があるにはあったのだが、タイミングが合わず、泣く泣く見送ったりして、やっと……。
 決まったときは、人生、生きていればいいことあるもんだ、と本当に思った。

 そして、決まってから、もう目が回るほどの忙しさ。
 URのいろいろな手続き、水光熱関係、CATVやネット関係、引っ越し屋、粗大ゴミ……今回は退去時の立ち会いに、敷金返還の査定のプロに立ち会ってもらうことまで計画している! 
 だって、契約書に、退去時にあれもこれも住人がすべて負担せよ、などと、たわけたことが連ねてあったもんで、ふざけんな!と思ったので。
 それを仕事の合間をぬって、連絡。「専業主婦」がほしいと心から思う。

 だけど、やはりURの物件はよいです。
 新しい建物なので、家賃自体は決して安くはないものの、同じ家賃の民間の物件と比べたら、数段上のグレード。
 そのうえ、礼金・仲介手数料・更新料不要、保証人もいらない。
 払うのは、初めに敷金3か月分のみ。
 2年ごとの更新料を考えれば、早めにこういう部屋に移った方がお得と思っていたので、よかった。

 グレードのことだけれど……とにかく収納が多い(長い服がかけられるクローゼットもあり)、キッチンがしっかりしている、ベランダが広い、フローリングの床材やその他建材が安っぽくない、インターフォン付き、浴室には乾燥機付き(換気扇ではなく!)、独立洗面台付き、動線が考えられて設計されている、廊下などの共有部分も清潔で広々している――など、かなり良心的な造り。今のアパートには、まったくないものばかりだ。
 Img_1702 特にキッチンがちゃんとしているのは嬉しい。それもカウンターキッチンだ。
 私は、壁に向かって立つキッチンが本当に嫌いだった(そういう方が料理に集中できるという人もいると思うが)。
 オーブンこそ付いていないが、今までのことを考えれば、十分だ(ガスは三口あるし)。

 さて、内覧のときに記念に部屋を撮影してきた。

 ちゃんとした部屋に住んでいる人には、なんてことのないキッチンに見えるかも知れないし、それほど広いわけでもないけれど、私には夢のキッチンだ。
 流しも広いし、高さもある程度ある。今のアパートに入っているシンクは、一番ランクの低そうな安っちいやつで、浅いし狭いし低いし、周りに水が撥ねてびしゃびしゃになるのが、本当に毎日のストレスだった。
 これなら、最近つくるのをやめていた粉もの――パンとかお菓子とか――を復活できるかも知れないし、来年はお節だって少しはつくってしまうかも!なんて夢が膨らむ。
 有元葉子さんのレシピのお節がとても美味しそうなので、いつかつくるのが夢だったのだが、いろんな仕込みがあるので、今の狭いキッチンではとても無理だった。

 ゆったりめの1DKで、民間の賃貸のように縦長の部屋割りではなく、DKのすぐ横に寝室がある。DKと寝室の仕切りは、引き戸なので、起きている間は開けておけば開放感があり、ひとり暮らしにはいい感じだ。
 感心したのは、浴室、トイレ、洗面所などの水周りに、寝室からも廊下側からも行けること。お客さんは廊下から、自分は寝室から直行、という流れがちゃんと考えられているではないか!

Img_1703

 何もない部屋は、ほんのちょっとだけハンマースホイっぽい。
 これも引っ越しするまでの間のことだけ。
 茶色い厚紙の、日除けのためのカーテンがかかっていた。









Img_1701
 もう1階じゃないので、見晴らしもよい。
 団地は敷地がゆったりしているのがいい。 
 若くはないとはいえ、今まで1階の「女ひとり暮らし」で、目の前は駐車場で見知らぬ人の出入りもあり、何かと心配だった。
 ちなみに、この団地は耐震構造の建物。
  

 

 
 西荻は、長年慣れ親しんだ街で、お別れするのはちょっと寂しけれど――三月の羊とアテスウェイと善福寺公園だけは惜しい!――そろそろ環境を変えたくなっていたので、それほど悲しくはない。
 それに、ほんの2駅先の三鷹だし。相変わらず中央線から逃れられない人間ではある……というか、東京で暮らしている限り、中央線だろうな(三鷹からバス、最寄り駅の路線は井の頭線なので、正確に言うと、中央線からはちょっと外れるが)。
 三鷹も環境がいいし(ジブリの美術館とか近いらしい)、自転車で吉祥寺に出られそうだし、新しい楽しみを見つけられるだろう。

 UR賃貸は、住むところが限定される、駅から遠いなどいろいろ条件があるが、しっかりおうちで生活したい人にはおすすめと思う。

 そんなわけで、離婚後、9年も住んだこの安普請ともお別れ。
 悲喜こもごもの思い出があるが、それにしても、モノが増えたこと、増えたこと。
 引きずり出してみると、汚れているもの、壊れているものなども多数あり、同じところで暮らしていると、余分なものを溜め込んでしまうのだなあと実感した。
 粗大ゴミ代だけでも、結構な額になる。
 でも、暮らしをすっきりさせるいい機会だ。
 部屋が狭くて、荷物をつくって置く場所を確保するのに難儀している……が、まあ、やるしかない。年末年始は荷造り、そして荷造りで、クリスマスのイベントはなし。
 連れ合いも引っ越しに合わせて、遠方からはるばる手伝いに来てくれるので、なんとかなるだろう。

 ああ、これからは隣室の人のいびきで眠れないとか、上の人の足音でイライラするということもないんだなあ、逆にこちらも神経質に気を遣わなくていいんだ、のびのび生活できるのだなあと思うと、しみじみ嬉しい。
 引っ越しで、お財布はすっからかんになったが、新しい生活に向けて明るい気持ち。

 そんなこんなで、当分、あまり更新できそうにないですが、私は荷物と格闘していると思っていてください。
 皆さんは、どうぞ素敵なクリスマスを! 

*UR賃貸(UR都市機構)の情報はこちら

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コメント

新居が決まってよかったです。
引越しは大変だけど(うちは数年前の引越しで、値切り倒してお任せプランにしてしまいましたが、それでも大変でした。)新しいきれいなお住まい、それ以上に楽しみでしょう。
コンロが三口というのも、カウンターキッチンというのも羨ましい。うちのコンロは一口が調子悪くて、実質一口で、さらに壁に向かって料理や洗い物をしてるんです。いやなものです。
新しい部屋で新年をスタート、いいことがありそうですね♪

投稿: ローズ・マダー | 2008年12月23日 (火) 04:18

ローズ・マダーさん
新年はまだこの旧居なんですけどね。
ダンボールに埋もれた年末年始になります。
でも気に入ったところに移れると思うと、元気も出ます。

祝日の今日、これからまた荷造りです。

投稿: Kate | 2008年12月23日 (火) 13:37

引越しは大変ですね。
仕事場を引っ越したときの、細々した荷物の多さに辟易としたことを思い出しました。

ところで、ついにデュアリットトースターを手に入れましたよ。
トーストするのが楽しみです。

投稿: 雪ウサギ | 2008年12月26日 (金) 11:09

雪ウザギさん
ついにデュアリットを!
私と同じ白ですね。
今は、個人輸入という手もあるんですね。
私は結構な値段で、日本のお店で買いました。
でも10年以上、故障もせず働いてくれるので、満足しています。
可愛がってあげてください。

投稿: Kate | 2008年12月28日 (日) 21:23

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