パエリアとわさびのスイーツ
すっかり間が空いてしまっているうちに、梅雨も明け、明けたら猛暑の日々。
13日の日曜日は、午後の陽にじりじりと照らされながら、ブックフェアへ出かけた。
昨年知人が立ち上げたアルテスパブリッシングや、アノニマスタジオのブースへ行って、ご挨拶。
アノニマスタジオでは、相変わらずおいしい珈琲――と漢字で書きたくなるような味わいの、丁寧に煎れられた珈琲をいただく。
もう限界というくらい歩いて、何冊か仕事で参考になりそうな本を見つけて、まずまずの収穫。
連日、暑ぅ……と言いながら、ばたばたと過ごし、この3連休はようやく連れ合いとのんびり過ごした。
1か月遅れのお誕生日ということで、土曜日には新宿で待ち合わせをして伊勢丹のメンズ館でお財布のプレゼントを探し、地下のエルメでデザートを購入。
ディナーには、パエリアに挑戦。
しかし、パエリア鍋をわざわざ購入するのも大変なので、ル・クルーゼの丸鍋で強引につくろうとした私……。
ほんの一つまみでよいサフランをうっかり大量に投入したり(サフランは非常に高価なのである!)、あやうく「リゾット」になりそうになったりと、あたふたし通し……慌てて蓋を外し水気を飛ばし、固めに炊き上げ、なんとかパエリアの体裁を保ったが。
パエリア鍋が、あの平たい形で鉄であることは、意味があるのだなあと実感。
なんで、わざわざあの鍋がいるのかなあ、見栄えするから?と思っていたのは大間違いで、 あの構造で、固めに炊き上がるのですな(よく考えたら当たり前のこと)。
料理はやはり経験が大事……初めての料理でおもてなしをするというのは、かなりの冒険なのであった(笑)。
今回のパエリアは、有元葉子さんのレシピで、アサリの出汁で炊き上げ、入れるものはアサリとズッキーニ、玉葱、パプリカなどシンプルなもの(ムール貝や海老はなし)。
なんとなく今ひとつな感じながらも、出汁が効いて、味はまあまあ。
付け合わせは、カプレーゼとわさびとオリーブオイルで食べるイタリアン冷や奴、そしてプロセッコ。
そしてそして、ついに食べたのです!
ピエール・エルメの今年の夏の、わさびを使ったスイーツ、エモーション・デリシューズ。
一番上に乗っているのが、抹茶のギモーブ(マシュマロみたいの?)、わさびマスカルポーネのクリーム、グレープフルーツの実とコンフィ、一番下から出てくるのが、わさびのジュレ。
わさびをこう使うか!と、わさびというとお寿司やお刺身しか浮かばない日本人には思いもつかないスイーツになっていた。
ツンとする刺激的な辛さではなく、ピリッとスパイシーな感じで、ちゃんと甘いものに合う味わいのわさびになっていた。
胡椒をスイーツに使う感覚に近いかも。
とにかく驚きのデザートで、全体を通して食べたときの味のバランスというか、ハーモニーが素晴らしい。
スイーツ界のピカソと言われるだけのことはある。
さて、日曜も月曜日も、冷蔵庫の中を探ってはおうちご飯をなんとかつくり、外出はしなかった。
観たい映画もなかったし、あまりに暑かったので……日曜日は、京都で37℃以上あったというのをニュースでやっていて、仰天する。
夕方、連れ合いと別れ、夏休みまで、一気に駆け抜けていくしかないなあなどと思いつつ、また洗濯機をガラガラと回し、あっという間に終わった3連休の名残を惜しむ。
<余談>
ソフィア・コッポラの「マリー・アントワネット」を彩ったパリの老舗スイーツショップ、
ラデュレ Laduréeが、ついに日本にも出店だとか。
出店先は、銀座の三越。
あの交差点を眼下にしながらお茶できるという、東京の一等地。
オープンは7月26日だそう。
先日、美容院へ行った際、フィガロ・ジャポンをめくっていて遅まきながら初めて知った。
ラデュレのお菓子は、パッケージ類のあまりの可愛らしさ、美しさに眩暈がします。
箱だけでいいから、全部ほしい(中味も、もちろん試してみたいが)。
パリのお店も、天井画にブリオッシュを焼く天使などが描かれ、ラブリーさが炸裂!
エルメのパッケージやショップのデザインはモダンでシンプルなイメージ。
一方、このラデュレは、風雅な老舗テイストを残しつつ、でも大甘でなく、どことなく現代的なロマンチックといった感じで、こういったテイストもたまりません!
全体をプロデュースする人がいるそうで、お店もこういうイメージ作りが大事だと思う。
しかし、なんでもかんでも日本で買えるというのも(ま、東京だけなんだけど、結局)、嬉しいような嬉しくないような、微妙な感じ。
なんと、エルメもこのラデュレのシェフ・パティシエだったとか。
(画像は、公式HPからお借りしました)
宝石箱のような美しい箱入りのマカロン……。うっとり。
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