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2008年4月20日 (日)

ありがとう、石井桃子さん

 4月2日、桜の季節に、児童文学の翻訳家・作家の石井桃子さんが101歳で亡くなられた。
 昨年はちょうど100歳。私が担当している紙面でも、「石井桃子さん100歳記念特集」を組めたことは、よかったなと思う。
 今を生きている日本人で、子どもの頃、多少なりとも読書体験があれば、誰でも何か一冊くらいは石井桃子さんの手がけた本を読んでいるのではないかと思う。
 海外のさまざまな良質な児童文学を美しい日本語で読めたのは、石井桃子さんの功績。
 本当にたくさんのものをいただいたなと思う。

先生の文章は、本当に密度が濃くて、しっかり芯があって、それでいてある種のしなやかさを持っている。抽象的な単語を使って書くのはお好きではないし、身に沿わないことは絶対にお書きにならない。
――雑誌「この本読んで!」(2007年春号)松岡亨子より


 私も文章を書く時は「抽象的な単語」を使ったりはしないかも。
 それは、大人になってからも児童文学を意識的に読んできたせいかな?
 といって、大人の文学では、「読みやすい」ことだけが、いいわけではないと思うので、難しいところだけれど……。
 でも、身に沿わないことは書かないというのは、これからも忘れないようにしたい。
 石井桃子さん、素晴らしい数々の本の贈りもの、ありがとうございました!
 ご冥福をお祈りします。
 I

 石井桃子さんは、プーさんの翻訳で有名だが、私はエリナー・ファージョンも好き。
 これは、昔の版のもので、西荻の古本屋で発見。
 アーディゾーニの挿画がよい! 
 今も岩波からファージョン作品集は出ているけれど、もっとあっさりした素っ気ない表紙になってしまっている。

 







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