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2008年1月20日 (日)

西への旅①大阪編

 先週末の3連休は、連れ合いの住む大阪へ、西の方へ旅行に行ってきた。
 つつがなく旅は終えたのだけれど、東京から新幹線に乗るときに、信じられない出来事が!
 私は数日前にきっちり指定席を取ったのに、その切符を改札に入れたら……指定席が消えていた……。
 と、自分でも何が起きたのかわからず、駅員さんに、指定席の表示がなくなっちゃったんですけどお、と訴える。
 やがて、それは私の前に入った人が取り忘れた切符で、偶然にも同じ、東京~新大阪間であることがわかってくる。
 そう言えば、切符の出方がやたら早かったような、間が妙な感じだったのだが、あれはそのまま残っていたのだなあ。
 で、私の切符は後ろの人が取ってしまったのであろうということ。
 ああ、まったく……。
 すったもんだした挙げ句、結果としては、指定席を取った車両(席番号まで覚えていなかった)の書類を発行してもらう。
 駅員さんがあたふたと対応している間も、「あのお、博多行きは……」とか尋ねる人が……。それに丁寧に答える駅員さん。その横でイライラしている私。
 まあ自由席に座ってもよかったのだろうけれど、なんとなくそれも癪で……しかし、名古屋くらいまでは途中で乗車する人も多く、その度に席を立ち、空いているところに座るという、かえって気を使う変なパターンに。
 これからは、万が一のために、車両と席番号をメモしておくのがいいかも知れない。 
 早くも珍道中な気配。

 こんなこと、滅多にないことだと思うのだが、なぜ私なのか。
 宝くじにはぜーーーったいに当たらないのに、こういうことには当たる。
 以前、洗濯機を新しく購入し、ウキウキで使っていたら、すすぎの途中、脱水の手前でぴたりと動かなくなったことがある。
 説明書を何度も読み返したり、初めからもう一度洗濯し直したりしたが、同じ。
 そう、不良品だったのだ!
 何千台も出荷されているはずの製品の、ごく一部の不良品がなぜ私の元に届く?(ちなみに、あやしいところの製品ではなく、無印良品の洗濯機)。
 泣きながら洗濯物を引き上げ、手で洗い、代わりのものが届くのを待つしかなかった。
 その他、私の目の前で締め切られる、売り切れる、といったことが、今までの人生で多数(『鹿男あをによし』の主人公みたいだ)。
 と、話が脱線しました。つまらない前置きで失礼しました。
 まあ、ラッキーなこともたまにはあるんですけどね。
 でもやはり、とほほな出来事に遭遇する確率やや高しの人間かも。

 この後はトラブルもなく、無事大阪へ。
 新大阪まで迎えに来てもらった連れ合いとも無事落ち合い、お昼には大阪名物、自由軒 に案内してもらい、ドライカレーを食べる。
 織田作之助の『夫婦善哉』にこのお店のカレーが出てくるそうだ。

Img_1253 この二三日飯も咽喉へ通らなかったこととて急に空腹を感じ、楽天地横の自由軒で玉子入りのライスカレーを食べた。「自由軒 のラ、ラ、ライスカレーはご飯にあんじょうま、ま、ま、まむしてあるよって、うまい」とかつて柳吉が言った言葉を想い出しながら、カレーのあとのコーヒー を飲んでいると、いきなり甘い気持が胸に湧いた。

あくる日、二人で改めて自由軒へ行き、帰りに高津のおきんの所へ仲の良い夫婦の顔を出した。

『夫婦善哉」より

 お店の雰囲気もドライカレーの味も、いかにも昔の洋食という感じ。 
 ドライカレーなんてふだんはあまり食べないけれど、たまに食べると美味しい。
 ちょっとキッチュな感じというのか。

 

Img_1255  いったん、連れ合いの部屋に行き、荷物を置いて、夜は中央区船場にある昔の銀行を改装したレストラン、堺筋倶楽部 の1階にあるイタリアンレストランAMBROSIAへ。
 なんでも70年前に建てられた銀行だそうで、それはそれは美しい建築物だった。
 もう今は、絶対にこんな贅沢なものは造れないだろう。

 食事が終わった後、お店の方が建物全体を案内してくれた。

 1階のレストラン部分は吹き抜け、2階、3階は以前、電話の交換室や金庫室だったところを個室などに使っている。

 

 大きな広間もあり、結婚式のパーティや宴会などもに使われているそう。


 その他、巨大な金庫の厚さは50センチ以上はあると思われる鉄の頑丈な扉とか、どっしりとした鉄の質感がなんともいえず、よかった。


Img_1262
 「『本格小説』な世界だねえ」などと、連れ合いと話す。
 戦前にこんなものが建てられていたのだ。

 最近は何もかも薄っぺらになっちゃって、などと語る『本格小説』のあの三姉妹の声が聞こえてきそうだ。















Img_1268
 かつての電話交換室。
 ドアに書かれた文字がそのまま残っているのがいい。















Img_1276_3    

 階段を上から見下ろして撮影。
 昔のフランス映画の1シーンみたいではありませんか。


















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 古い建築好きの私――特に古ければ古いほど嬉しい――には、どこを取っても魅了される場所だった。
 この階段の、優雅な手摺りを見よ!


















Img_1282_2  

 照明も美しい。
 ガラスのシェードから漏れる光の影が天井に映る。
 そこまで計算されている照明。

 




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 建物に魅了され、お料理の写真が1枚もない(笑)のですが、上品なお味でした。


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 後日、昼間に撮影したこの建物の外観。

 

 

 

 

 

 

 

 

 さて、堺筋倶楽部を出た後は、道頓堀を見てみたいという私のリクエストに応えてもらい、ちょっとだけぶらぶらする。

 堺筋倶楽部とは、一転、別世界。
 ここはやはり、お約束のグリコのネオンを(笑)。
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Img_1300_2  

 ちょっとブレードランナーな世界の「金龍ラーメン」。
 ビニールの覆いの屋台っぽいところで食べるようになっている。
 道頓堀の辺りというと、実はもうちょっと猥雑な、危険な感じを想像していたのだが、蟹や龍のハリボテが看板に張り付いていたりして、賑やかでほのぼのした歓楽街だった。
 やはり、自分の足と目で確かめてみるもんだ。
 女の子同士で歩いていても、全然平気な感じ。
 さすがにその晩はお腹いっぱいだったので、見るだけにする。
 次回はぜひ、この辺りで何か食べてみたい。

 と、こんな感じで、第一夜(1月12日土曜日)、大阪での夜は更けていった。


 翌日は、今回のクライマックス、伊勢神宮へ。
 この続きは、また来週末にUpします。

 

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