« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »

2007年12月に作成された記事

2007年12月24日 (月)

今年のクリスマス―目に見えるものすべてが美しい

 この3連休は、久々に連れ合いと会った。
 22日は、新宿で待ち合わせし、フランソワ・オゾン監督の「エンジェル」を一緒に観た。
 タイトルと夢みるような少女のポスターに惹かれたのだけれど、やはりそこはオゾン監督、「エンジェル」というタイトル自体が皮肉になるような、毒のある映画だった。
 でも映像がきれいで相変わらずのどきりとする展開で、とても面白かった! 
 感想は、お正月休みにでも書くかも。

Img_1227_2  連れ合いに、ロイヤルコペンハーゲンのティーポットをプレゼントしてもらう。
 以前も使っていて、とっても気に入っていたのだけれど、割ってしまい、同じものはとても高価で買えなくて、それ以来、ぴったり来るものにめぐり合えなかったのだ。
 伊勢丹であれこれ見ても、あまりいいものがなくて、やはり以前と同じ、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルテッドの700CCのポットがいいなあ、という感じになる。
 ちょっと高いけれど、毎日使うものだし、お茶好きの私は使用頻度が異様に高いから、絶対に本当に気に入ったものがいいよ、と言われ、プレゼントしてもらった。
 私からのプレゼントは、いつもマフラーなしで首元が寒そうなので、あらかじめ選んでおいたポール・スミスのマフラーを。
 つけてみたところを頭で想像しながら選んだのだけれど、色合いとか実際にちゃんと似合ったので、よかった。  

 

Img_1229

 ティーポットのディティール。
 持ち手のところにはカタツムリが付いていて、ポットのつまみはキノコになっている。可愛い! 
 これがとても使いやすく、大きさもちょうどいいのだ。
 今度は、絶対に割らないように、大事に使おう。

 

 23日は、夕方、ふたりでぶらぶら歩きながら、予約しておいたアテスウェイのケーキを取りに行く。雨も上がり、空には、満月に近い月が銀色に輝いていた。

 それから、夜は家で料理。
 Img_1207 生協でチキンの半身というのを頼んでみた。上手く料理できるかどうか不安だったけれど、胸肉などで作るチキンソテーと同じ方法――あらかじめ塩、胡椒、ドライハーブをすり込み、オリーブオイルをかけ、下味をつけておく――で、オーブンで長時間焼いてみたら……これがなかなかの出来栄え(自画自賛!)。
 皮はパリッと焼けて、中はほどよい柔らかさ。
 余分な油も出て、味もさっぱりめ、お店で売っているようなくどい味のたれではなく、塩味ペースなので、胃にもたれない。
 何より、オーブンでじゅうじゅうとはじけるように焼けていく様子が、なんとなくクリスマス気分を盛り上げてくれるし、熱々を食べられるのが嬉しい。
 半身のローストチキンに自信を持てたので、来年は一羽頼んで、中味に詰め物をして焼くのに挑戦してみるか……などと、今からそんなことを考えている。Img_1208

 生クリームと牛乳と塩、胡椒だけで焼くじゃがいもと玉葱のグラタンがチキンの付け合わせで、あとはサラダ(クレソンとりんごとクルミ)、チーズ、ドライいちじく、Pauのバケットlなどを並べ、わりとシンプルなクリスマスの夜の食卓。
 シャンパンは高いので、そこそこ上等なスパークリングワインとオーガニックの赤ワイン。

 シンプル、と言っても、あまりお酒の強くないふたりがワインを飲みながら食べていると、がっつりお腹が膨れてしまい、さすがにケーキは入らなくて、楽しみにしていたけれど、朝に持ち越し……。

 さて、今朝、朝食代わりに食べたケーキは、アテスウェイのガトー・フレーズ。
 伊勢丹のフランスの有名スイーツショップのケーキも魅力だったけれど、ふたりだけであまり大仰なことをするのも何だしと、近所のケーキ屋さんにした。
 Img_1212_2 でもまあ、ここのケーキも凄いもんです(この界隈では大人気)。
 ふわっと口のなかでとろけるようなスポンジと生クリーム、そして大きめの苺がごろごろ入っている。

 



  Img_1225_2

 

 お茶は、連れ合いがお土産に持ってきてくれたルピシアのクリスマスブレンドCAROL。 
 苺の香りに、バラの花びらとココナツがブレンドされていて、 甘くてふくよかな香り。
 私は、ルピシアのこの平たいシルバーの円形の缶が好き。
 このブレンドは、ラベルもラブリー。
他に、ダージリンのアールグレイや紅茶風味の蜂蜜なども詰め合わせになっていたので、ポットもプレゼントしてもらえたし、しばらく紅茶天国な日々が過ごせそう。

 ――と、楽しい時間も束の間、連れ合いは、仕事でトラブル発生とかで、24日午後遅くから出勤なので大阪へ戻らなくてはならず、午前中でさようなら。
 営業職は大変だなあ。

 でも、お互いにいいクリスマスをすごせたと思う。
 22日は私たちも新宿に出たけれど、凄い人の出で、伊勢丹の1階のジュエリー売り場とか物欲の怨念が渦巻いているような感じがして、恐かった(と言いつつ、自分もプレゼントをあげたり貰ったりしているのだが……)。
 街中に溢れる、発光ダイオードのぎらついた寒色系のイルミネーションも嫌いだし、ここぞとばかりに高価なクリスマスディナーも食べる気がしないし、人の多さも年々苦手になっているし――年を取ったということかもしれないが――こうしておうちでほっこりできるクリスマスが一番幸せな気がする。料理という家事労働はあるけれど、その分、つくってしまえば、あとは部屋でくつろげるし。                                          

 というわけで、ひとりになった午後は洗濯したり掃除したり、録画しておいた「オーラの泉」を見たり、ターシャ・テューダーのDVDを見たり、ソファでうたた寝したり、昨夜のクリスマスディナーの残りものとパンとお茶で軽くお昼を食べたり、のんびりすごす。
 ローストチキンは、時間が経ってもおいしいので、そぎ切りにしてサンドイッチにはさんだり、サラダにしたり、最後まで楽しめる。
 郵便受けには、クリスマスカードが2通。
 振り替え休日にも配達してくれるとは、やはり民営化されたからか? 
 私がぎりぎりに出したクリスマスカードも、クリスマス中に届けてもらえるなと、ちょっと安心。

 日が暮れる前、コンビニに行くため外に出たら、沈みかけた太陽から、美しい金色の光が一面に降り注いでいて、ちょっと不思議な気分になる。

 「オーラの泉」では、心臓発作で臨死体験をした後、奇跡的に蘇えったというイギリスの老婦人が登場していた。
 心臓発作後、生き返っただけでも凄いことだけれど、同時にもうひとつ、奇跡が起こったそうだ。
 30年近くも失明していたのに、生き返った途端、目がはっきり見えるようになったという。
 意識が目覚める前の臨死体験では、自分と夫の父親に会い、まだこちらに来るなと言われたのだとか。
 江原さんは、その臨死体験のなかでヒーリングされたのではないかと言っていた。
 そんな奇跡のエピソードは、信じてみたい。
 その婦人は、「目に見えるものすべてが美しい」と語っていた。
 それはそうだろう。何十年も闇の世界にいたのだから。
 自分の目で世界を見ること、自分の足で歩けること、そして、こうして生きていること――思えば、どれも奇跡のようなことなのかもしれない。
 彼女の「目に見えるものすべてが美しい」という言葉が、まるで天からのクリスマスプレゼントのように胸に響いた。
 そんな気持ちを忘れずに毎日を過ごせたらいいなと思う。

 と、最後はクリスマスに相応しいエピソードで――メリー・クリスマス!

| | コメント (0) | トラックバック (0)
|

2007年12月11日 (火)

ドイツの天使が届きました

 お互いのブログ上で親しくしているCalvinaさん。
 先日、Calvinaさんが開催されていたブログ・フェア(いろいろな方の作品をネット上で公開)というものにお邪魔しました。
 その際に、Calvinaさんの「冬のはじめのトランクお蔵出し」という企画で、こんなものを購入させていただきました。

Img_1201  手前の、天使が描かれた丸い木の箱です。
 「クリスマスの前に絵付けされて、市場の屋台などで売られる箱」であり、「ハンド・ペインティング。20年ほど前の作品」とのこと。
 Calvinaさんが、ドイツ南部のミュンヘンにて、この絵を描いた女性から直接購入されたそうです。
 ブログ上の写真で見た時からいいなと思っていましたが、こうして手元に届いて間近で見ると、本当に凛とした天使で、大のお気に入りになってしまいました。
 私のもとにやって来るのが前から決まっていたような、なんだかそんな気すらしてくるのです。
 ちなみに奥の天使は、バカラのクリスタルの天使。
 天使同士、仲良くテーブルの上にあります。
 直径約9cmの、ほどよい大きさ。
 ささっと一筆書きしたようなタッチで、なんともいえない味わいがあり、描いた女性は相当絵心のある方ではないかと思います。
 誰か画家の絵に似ているのですが、誰でしょう? 今のところ、思い出せません……。


 さらに、箱を開けると……。 
 
Img_1202
 なんと、ふたりの天使が!
 おまけに、天使のチョコレートを入れてくださったのでした。
 嬉しいサプライズ。
 もったいなくて、食べられません。
 天使好き、箱(缶)好きには、たまらないセットでした。



 

 というわけで、一足早くクリスマスの雰囲気をお届けしました。
 皆さんも素敵なクリスマスを!  


Calvinaさんは北欧で暮らしていらしたこともあるそうで、ブログには素敵な写真や記事が満載です。
こちらをどうぞ→
Calvina's Corner

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)
|

2007年12月 9日 (日)

12月のキッチン

 あっという間に12月になってしまった。
 昨日土曜日は、社内のフロア内の移動作業のため休日出勤。
 何が大変といって、本の移動。書籍が異様に多い職場なので、本を棚から動かすのが一苦労。棚に収まっているとそうでもないのに、出してダンボールに詰めると、もういくらダンボールがあっても足りないくらい。
 夜中にこっそり本が増殖しているのではないか。
 といって、一箱に大量に詰めてしまうと、腰が抜けそうになるので要注意だ。
 というか、ひどい腰痛持ちでとっくに腰が抜けているような私には、こういう作業は本当に辛い。
 あーでも、自分の引っ越しの時もいつもこんな感じだなあと思う。

 そして、自宅でも同じようなことが展開されているこの師走。
 先週の週末は、キッチンの大改造に挑んだ。
 きっかけは、家賃更新料。払ったのだが、どうも釈然としない――毎月毎月家賃を払い続けこっちが更新礼金でも貰いたいぐらいだよ、まったく、とか、そういう気持ちなのだ。
 そのうえキッチンがあまりに使い辛く限界を感じていたのだが、でも更新した以上住み続けるしかなく、ボヤいても仕方ないので、少しでも居心地よくしようと決心した次第。
 キッチンで一番不便を感じていたのは、オーブンレンジが低い位置にあり、使い辛いこと、かがんで作業するため腰に負担がかかること。
 というわけで、棚の購入を考えていたが、少しでも節約をということで、仕舞い込まれている棚を思い出し、ロフトから下ろすことになった。これがまた危険な作業で、結構重量のある組み立て式の棚をそろりそろりと下ろした。
 背の高い棚の柱が倒れて耳に当たったり、頭にゴンとぶつかったり、ひとりぼっちの大工仕事は辛い……。
 で、まず、今まで使っていた背の低い棚の解体作業を始め、ものをすべていったん出し、掃除をし……と、いちいち苦難な手順を書くのも面倒なので、以下、割愛。
 とにかく、今現在の状態で、荷物の入れ替えをするというのは凄く大変だということだ。

Img_1189_2

 

 「片付けられない女」の部屋ではありません。 
 キッチンの棚のものを隣の部屋にとりあえず移動し、あまりの大変さに呆然していた段階のもの。
  狭さに泣きながら、「片付け続ける女」……。


Img_1190_2

 ようやく、棚を組み立てたところ。
 その間、棚板を拭いたり、手の届かなかったところに掃除機をかけたり、使わないものを捨てたり……よくもまあ、こんなに要らないものを溜め込んでいたものだと自分でも呆れる。

(以前の、使いにくい背の低い棚の写真を撮っておけばよかった……) 









Img_1196_2  
 棚にものを置いていく。
 一番使用頻度の高いオーブンレンジを使いやすい位置に。その横に、ブレンダー(ミキサー)。
 量り、フードプロセッサー、エスプレッソマシーンは使うたびに下ろすということで、一番上に。
 このアイデアは、料理研究家の有元葉子さんから。
 エスプレッソマシーンも面倒くさいので、ガスの火にかけてつくるコンパクトなタイプのものに移行してもいいかなと思っている。毎日飲むわけでもないし。
 でも、捨てる勇気がなく、とりあえず、棚の上に。
(地震が来たら?……逃げるしかありません!)


 棚の上にあげたものを使うときの場所として、棚のすぐ手前にあるワゴンの上はできるだけ空けておくようにした。お気に入りのトースター、デュアリットとパンを切るボード、よく使う小物などだけにしておいた(以前はここにも、ものがぎっしり)。
Img_1197  このイギリス製デュアリット君は、私のよき相棒。ほとんど毎日使っている。
 タイマーやパンを入れたり出したりるのも手動で、そんなローテクな感じが好き。
 オーブントースターでトーストすると、カリカリになりすぎてしまうけれど、このデュアリット君なら外側はパリッ、内側はしっとり。   
 というわけで、このデュアリット君を中心にしたキッチンと言ってもいいかも知れない。
 働き者で、可愛いヤツだ。

 さて、大改造を経て、1週間。
 ドラマティックなくらいに流れが変わり、格段に動きがよくなった。

 ほとんど外食せず、自炊率の高い私が、なんで今まであんなキッチンで我慢していたのかなあと思う。特に生活クラブ生協を始めてから、レバーペーストとか多少凝ったものをつくるようになっていたから、大変だった。
 今回のプランは、有元葉子さんの本を参考にした。

五段になったエレクターがあれば、五倍のスペースがあるということ。面積からいえば、かなり広いカウンターが存在することになります。それも平面で五倍の面積があるより、縦にあることで、無駄に動かなくてすみます。
――『わたしのキッチン・スタイル』 狭いキッチンゆえに生まれたアイデア(有元葉子著) より

 41qnwocliil_aa240__2 有元さんは料理レシピもよく参考にするけれど、こういったキッチン・アイデアもいろいろと頼りになるものが多く、絶大な信頼を寄せている。
 私の棚は、エレクターではなかったけれど、棚が縦に伸びたことで、確かにスペースが増えたのを実感している。
 今まで最大のストレスだった、調理済みの熱々の大きな鍋やフライパンをとりあえず置いておくところがない、盛り付けのため皿を置いて作業するスペースがない、という点もだいぶ解消された。
 棚も当初は無印良品で2万円くらいのを購入するつもりだったけれど、家に眠っているものが活かされ、2万円得した気分。

 というわけで、オーブンの下の棚には、有元葉子さんのレシピブックをまとめてずらりと並べてみた。
 有元葉子さんのキッチンとは程遠い、住みにくい部屋ではあるけれど、次の更新の2年まで、なんとかやっていけそうな気がしてきた。

掃除、料理、洗濯をきちんとこなすことで家にはよい「気」が満ちる――略――よい「気」は大自然から、そしてバランスのとれたよい人間からももらえますが、掃除が行き届いた家からももらえるはずです。
――『わたしのキッチン・スタイル』きれいなキッチンは幸運を招く より

 

| | コメント (7) | トラックバック (0)
|

« 2007年11月 | トップページ | 2008年1月 »