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2007年10月25日 (木)

深まりゆく秋のなか、なんだか忙しかった

 先週、17日~19日、職場の研修のため山形(酒田市周辺の庄内平野)へ行った。
 ちょうど入稿時期に当たっていたので、その直前まで前倒し作業に追われ、息も絶え絶え。 
 出かける前日の夜、化粧を落としていると、唇に違和感が。鏡でよく見ると、ぷちぷちと水泡のようなものが……ああ、こういうのいやだあ~と思っても、どうにもならず。
 朝も、一向に直る気配はなく、ぷちっと膨らんで少し赤くなっている。その箇所だけ避けて、口紅をなんとか塗って出かける。なんとなく間抜けな顔。
 特に体の不調は感じていなかったのだけれど、やはり疲れが出たのかもしれない。

  山形は、羽田空港からビューンとほんの1時間弱。

 Img_1034_3  りんごのように赤くつやつやしているのは、赤いパプリカ。
 
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 そして、黄色いパプリカも。スーパーで売られているのはオランダ産などが多い。国産でこんなにおいしいパプリカを生産できるのは、ここだけだろう。

 パプリカの花。初めて見た。可愛い。Img_1036

 





 

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 ここは、シソ科のエゴマの畑。とってもよいお天気で、陽射しがキラキラ輝いていて、妖精が飛んでいそうな風景。


 

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 庄内平野を眼下に望む。遠くに見えるのは、鳥海山(活火山・2236m)。
 こういう景色を見ていると、東京での暮らしというのは何なのかなあと思ってしまう。 
 しかし、土地の人に話を聞くと、地方には地方の大変さがある。Img_1044_2
 特に農家は後継者問題とか、いろいろあるし……。農業だけでやっていける家というのは少なく、たいてい兼業農家だそうだ。
 「田舎でのんびり」できる人というのは、結局、貯蓄も年金もある今のお年寄り、という話になる。

 

 これは茄子の花。野菜に付くお花というのは、健気な感じで可愛いものだなあと思う。
 ふだんは滅多に見ることができないだけに、貴重な感じだ。
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 と、写真だけを並べると、いい空気のなか、のんびりな研修旅行といった趣だけれど、実際は滅茶苦茶ハードで、「旅行」という言葉は使いたくない感じ(笑)。

 編集者がなぜ山形の農地で研修?という疑問はさておき(笑)。まあ、なかなかいい経験になりました。

 19日の金曜日18時、へろへろになって飛行機に乗り込み、羽田へ。
 ANAの機内で、「翼の王国」を見ていたら、生物学者の福岡伸一氏が連載しているフェルメールの記事があったので、連れ合いに見せるため、持ち帰る。
 羽田空港に着くと――すぐに帰ればいいのに――カプチーノを飲んだ。あまりおいしくなかったけれど、何しろ研修中はコーヒーに飢えていたので(笑)。


 山形にいる間は晴天で、東京より少しひんやり澄んだ空気が心地よかったのに、着くと雨がざーざー降っていた。
 あともうちょっと待ってくれたらなと思いつつ、行きより妙に重くなった鞄を自転車のカゴに押し込み、濡れながら家路へ。

 研修の翌日が土曜日でよかったと思ったけれど、依然として唇の腫れは引かず。
 20日の土曜日は、午前中爆睡して、生協の配達もお休みにしたので食べるものが何もなかったので、夕方買い物に行った。
 Img_1177 途中で寄った西荻の古本屋で、3年前に出た武田百合子特集のムック本(KAWADE夢ムック)を見つけ、即買う。
 最近『犬が星見た』を読んで、ファンになったばかりだったので、まるで私を待っていたかのよう。
 それから荻窪へ出て、いつものドトールとか神戸屋じゃない、ちょっと高めの珈琲屋さんへ行っておいしいカフェ・オレを飲みながら、その本をぱらぱらめくる。
 古本屋で3年前の武田百合子特集を偶然見つけること、雰囲気のいい珈琲屋さんでぼーっとすること。
 東京、というか、ここ中央線沿線らしい、ささやかな楽しみだなあと思い、「ここ」ならではのよさを感じる。
 なんてことを改めて思ったりして、いつもの日常が少しばかり光って見えるのは、「ここ」から離れてみることの効用かも。

 で、21日日曜日は、アルテスパブリッシング主催『村上春樹にご用心』の内田樹先生の講演会。
 楽しみにしていたのだけれど、青山BCにて13時からというのは、ちょっとキツかった。
 でもなんとか起きて、出かけて、非常に有意義な話を聞いた(週末にでも、また改めて書きます)。
 そして、唇は直らないまま……子どもが唇に引っかき傷をつくったみたいで、恥ずかしい。

 週が開けると、待ってましたとばかりに、初校が出て、出張校正、昨日ようやく校了になり、今日25日は有休を取った。
 やけに疲れるなあと思ったら、今月は、なんと校了が2回もあったのだ。
 月刊のものをやっているのだが、もろもろの事情(システムのどうたらこうたら)が重なり、まるで隔週刊雑誌をつくっているかのようだった。
 その怒涛のなか、研修……まあ、くたびれて当たり前か。
 なので今日も爆睡、午後はNHK-BSのブルゴーニュ特集を見ながらフレンチトーストとアールグレイたっぷりのブランチを取りながら、ほっこり気分。

 午後から銀行、振り込みなどの用事を済ませ、買い物へ。
 無印良品で2100円の福袋なんかを珍しく買ってしまう(一応、何が入っているか見えたので)。
 ショール風カーディガンは、家で着てみると、ぴらぴらしてあまり実用的でない。あと使えそうのは、インナーになる薄手のTシャツ類。白いウールのマフラーは使わないだろうな(ウールはチクチクしてダメなので。カシミヤでないと!←贅沢なヤツ)。
 得したような実際はあまり得していないような……。
 給料日なので、アテスウェイでアールグレイとチョコレートのクリームに、黒胡椒入り(よくわからなかった)、りんご入りのケーキを買う。
 クリスマスケーキの様子を探りに行ったのだが、さすがにまだ何も出ていなかった。

 そんなこんなで、日が暮れてしまったが、やっと疲れが取れた感じ。
 唇はかさぶたになって(みっともないなあ)、もうちょっとで回復の兆しが。

 というわけで、今週もあともう1日、がんばろう。

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コメント

こんばんは。
秋が深まっている感じですね。
鳥海山の写真、素敵ですね。
雄大としていて、ほっとします。
茄子の花はなかなか見る機会がないので、
見ることができてよかったです。
ありがとうございました。
とてもいい色をしていますよね。
ところで、先日そば花をみました。
一面真っ白の畑で心が洗われました。
秋は風景も・食欲もよし、本当に良い季節です。

投稿: 小麦 | 2007年10月26日 (金) 18:39

武田百合子さんの「富士日記」は面白くて、ときどき読み返します。
富士の山荘の周りの人々が、とても素直な視線で描かれていて。
お時間があったら、「武田百合子特集」の感想をお聞かせ下さいませ!

投稿: ローズ・マダー | 2007年10月26日 (金) 22:12

小麦さん
そばの花も白くて可憐ですよね。

ローズ・マダーさん
ローズ・マダーさんも武田百合子さんのファンでしたか。
『富士日記』、長いけれど挑戦してみようかな。
武田百合子さんのように日々のことが綴れたらいいなあと思うのです。
憧れです。

投稿: Kate | 2007年10月26日 (金) 22:54

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