« 夏休みの始まり | トップページ | ラタトュイユ »

2007年8月12日 (日)

おかめとひょっとことソナチネと

 暑い暑いと書いたからといって涼しくなるわけじゃないけれど、やっぱり暑い……今日(11日)の東京は36℃を超えたとかで、ついに体温とほぼ同じ気温だ。
 日中はとても出歩く気になれず、ひととおりの家事を済ませ、陽が落ちかけたところで、ようやく買い物に出かけた。
 今週は生活クラブ生協の配達もお休みだから、今日くらいに食材を調達しておかないと、まともなものが食べられない。
 ということで、荻窪のグルッペへ行った。
 来週、連れ合いが来たら、何をつくろうか、やっぱり夏らしく素麺がいいかな、ということで、薬味の香味野菜を買ったり、油揚げを買ったり(冷凍しておける)……しかし、さて、おかずは何にするかな?と思うものの、何も浮かばず……まあ当日、考えることにしよう。
 こうも暑いと、家でレシピブックをめくっていても、今ひとつ料理の勘が湧いてこないのだ。
 それから今度は、吉祥寺へ。
 お腹が空いたので、ロンロンの地下でうどんでも食べようと思ったのだけれど、それだったらいっそ、今夜は珍しく外食にしてしまおうと――暑いし、台所に立ちたくないし――またSEINA CAFEへ。
 チーズとトマトのパスタとエスプレッソ・フレド(単なるアイスコーヒーだけど、本当にちゃんとエスプレッソでいれてくれるので、おいしい)。
 お値段もリーズナブルで、ひとりでも入りやすいし、アルコールを頼まなくてもOKだし、いいお店だなと思う。
 BGMは、木曜の夜と同じく「yanokami」(レイ・ハラカミのアレンジで歌う矢野顕子)で、居心地よし。

 だけど外食が増えたりして、どうもお財布の紐がゆるむ……のは、暑さのせい、ということにしておこうか。

  食事のあとは、ロンロンの「私の部屋」を覗く。
 いろんな柄の手拭いが飾られていて、そそられる。
 Img_0937_3 ここのところ、台所仕事をしていると暑くて、薄手の手拭いでも首に巻いておきたいなとちょうど思っていたところなので、おかめとひょっとこの手拭いを買うことにする。

おかめはお多福とも言われ、幸せを招くとも言われます。
ひょっとこは火男とも書いてかまどの神が転じたもので家運の繁栄を守ります。Img_0938_3

 

 という説明付きだった。ひょっとこの由来を初めて知った。  おかめとひょっとこの間には、鯛が描かれている。なんともめでたい手拭いだ。

 

 ところで、この季節はテレビがつまらなくて、観るものが何もないので、HDDに録画してあった北野武の「ソナチネ」を観た。北野映画はだいたい観ているのだけれど、これだけは観ていなかったので。

 静謐な空間と唐突に出現する暴力、乾いたユーモア、光溢れる沖縄の美しい風景に漂う虚無感と死の気配。
 随分前(1993年)の映画だけれど、今観ても全然古くなくて、北野武は天才だと思う。
 と、今さら言うまでもないことだが……。
 この頃の映画の方が、今より鋭敏で尖がっていたような気がする(こんな傑作を見逃していたとは、不覚……)。
 中盤の、ヤクザたちの隠遁生活の描写が素晴らしい。
 特に、海辺での相撲(と人間紙相撲?)のシーン……透明感のある、あの美しさをどう表現したらよいのか。
 いやはやまったく、不思議な映画だ。
 北野武は、たぶん、この映画の翌年くらいに交通事故に遭ったのではなかったか。
 そんなことも思いながら観ると、ラストシーンが印象深い。

 と、こんな感じで暑さに追われた、夏休み第1日目……。

|
|

« 夏休みの始まり | トップページ | ラタトュイユ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/84419/7503755

この記事へのトラックバック一覧です: おかめとひょっとことソナチネと:

« 夏休みの始まり | トップページ | ラタトュイユ »