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2007年4月に作成された記事

2007年4月28日 (土)

今シーズンのドラマ――バンビーノ!のことなど

Img_0805  今シーズンのドラマで楽しみにしているのは、バンビーノ !。
 松本潤演じる伴省吾は、21歳の博多の大学生。地元では、イタリアンの店でアルバイトをしていて、なかなかの腕前。いっぱしの料理人であることを自負している。
 それが、東京の一流イタリアンレストランで「ヘルプ」として短期間、働くことになる。しかし、余裕で出かけた省吾は、自分のレベルの低さを思い知らされ、プライドを粉々に打ち砕かれることの連続。逃げ出すか、やり遂げるか……さあ、どうする、バンビ?!というお話。
 バンビというのは、イタリア語で、赤ちゃんとか小さい子ども、という意味らしい。それで、伴(ばん)という名前にかけて、省吾は、そのレストランでバンビと呼ばれることになる。何もできない子ども、小僧っ子、というようなニュアンスだ。

 いいなと思ったたのは、何もできないゼロから修行して苦労して登りつめる、というストーリーではなく、ある程度経験があり、それなりの自信とプライドをもっていた人間が、いったん徹底的に壊されるというところ。
 同じレストランの厨房で前菜を担当する日々野あすか(香里菜)が、強がりを言う省吾に
「鼻っ柱が折れてるよ」
 と言うシーンが印象的だった。
 痛いところをつかれて、思い切りへこむ省吾。
 物静かだけれど、内側に熱いものを秘めているあすか役をクールな風貌の香里菜(結構、好きです)が、好演。

 思うに、鼻っ柱を折られるのは、若いうちにしておいたほうがいい。 Img_0804_2
 プライドや自信を粉微塵にされる経験は、人生のどこかで、絶対すべきだと思う。
 そういう経験をしてきた人と、してこなかった人では、30代後半、40代になった時、人間的な深みや他人を思いやる気持ちが全然違ってくる。挫折のない人間はつまらない。
 というのは、最近、仕事などを通して、いろんな人を見ていてしみじみ思うことだ。
 自分なんてたいした人間ではないこと、上には上があること、世界は広いこと、よって自分は世界の中心ではないこと、などなどを思い知らされるのは、早ければ早いほどいいと思う。
 そこからが本当のスタートなんじゃないかな、なんて、やけにまっとうなことを思わせるドラマだ。
 内田樹さんが、今の若者は社会の中で、職業人として鍛えられるより、消費者としていつまでも「お客さん」の立場でいたがる、というようなことを言っているけれど、それでいくと、少なくともこのドラマの省吾には、「お客さん」の立場から自立して、料理人のプロとして闘っていこうとする気概が感じられる。

 その他、レストランが舞台なので、本格的な厨房の様子や次々できあがるイタリアンがおいしそうなのも見ていて楽しい。
 だけど、料理の世界ってハードだなあ。
 たぶん、規模も大きく「一流」といわれるレストランの舞台裏って、本当にあんな感じなんだろう。怒号が飛び交い、口より先に手が出るといった感じで、めちゃめちゃ恐い。とにかく、スピードが求められる(当たり前だけど)。
 食べることは好きで興味はたくさんあるし、若い頃アルバイトくらいはしていたけれど、料理の世界には入らなくてよかったとつくづく思う。やはり自分は、料理の世界に関しては「お客さん」が合っているかと(笑)。
 
 ところで、日本で営業していて、従業員も日本人なのに、やたらイタリア語が飛び交うイタリアンレストランって、なんだか私は客として行っても恥ずかしいのだけれど(このドラマもそう。従業員に外国人もいるが)、そう感じる方はいませんか。
 「グラッツェーー!」とか、大声で叫ばれると、なんだか……。

 話は変わって、タイトルをみてまったく見る気の起こらなかったセクシーボイス アンド ロボ  が、脚本が「すいか」の木皿泉さんであることを知り、3回目から突然見始める。
 ストーリーを説明すると荒唐無稽なのだけれど、見ていると全然変じゃなくて、さすが木皿泉。お子様向けのマンガみたいなタイトルのドラマだと無視していると、こんなことがあるので、まったく油断できない。そしたら、本当にマンガが原作とのこと。ちなみに、「バンビーノ」もそう。最近、おもしろいドラマはほとんど言っていいくらい、原作がマンガという気がする。
 さて、前回の放送の時にも「仕事というのは、おしつけられるのは嫌だとかそんなものじゃない。おしつけられても、好きなことじゃなくても、それを自分なりのやり方でやり遂げることが、仕事なんじゃないの?」というようなセリフがあって(正確ではないが)、とっくの昔から大人のはず(?)の私も思わず、うんうん、そうだよねと頷きたくなった。
 楽しく、エンターテインメント性を持たせながらも、今を生きる子どもたちに一番必要で大切なメッセージを、説教くさくなく伝えているところが、木皿泉さんの素晴らしさだと思う。
 子ども向けでドタバタした落ち着かない感じは否めず、「すいか」のような完成度はないけれど、なかなかいいと思う。これから先の放送が楽しみ。

 そして、アメリカのTVドラマ「デスパレートな妻たち」(NHKで放送)をやっと初回から見ている。今時のアメリカの女性の描き方が上手く、見始めると、やめられなくなりそう。
 特筆すべきところは、さまざまな家族のいざこさ、不倫、離婚、子育てなどが繰り広げられつつ、時折、自殺したひとりの主婦の語り――つまり、すべてを俯瞰する死者の視線――が入るところ。
 こういう大人のドラマ、日本にはないなと思う。
(残念なのは、スーザン役の吹き替えが萬田久子なのだけれど、あまりに下手なので、妙にしらけてしまうところ。やはりプロの声優さんは凄い)

 あとは、NHK-BS2で「ER」が始まったのが、何より嬉しい。
 月曜日の夜の「やれやれまた1週間が始まってしまった」感が救われる。

 うーん、だけどTVドラマ見すぎ??? 
 たいてい録画したのを見るので、ご飯食べながら週4本くらいなら、どうってことないはずなんだけど、どうもこの頃、時間の使い方が下手な気がして、あっという間に1週間がすぎていくので焦る。
 ドラマより、問題は帰宅後、PCの前で見るともなくネットを見たり、だらだらしていることか。特にお風呂に入るまでの時間が、面倒くさくて葛藤があり(笑)、うだうだしてしまう。
 ドラマの話から逸れましたが。 

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2007年4月 8日 (日)

花冷え

 先週の金曜日の、出勤途中でのこと。
 書店へ立ち寄る用事があったので、いつもより遅めの時間帯に新宿を歩いていたら、男の人(普通の中年サラリーマン風)に、いきなり声をかけられた。
 先月の、新宿駅の地下道で警察官に「被害者」としての容疑(?)をかけられ、職務質問されるという出来事が蘇り、警戒態勢に入る私。
 しかし男は、職務質問ではなく、こう言った。
 「あなた、今、顔にもの凄く変化の相が出ていますが、ご自分でおわかりですか?」
 一瞬、えっ、な、何? どういうこと?と、尋ねてみたい衝動にかられたけれど、無視して逃げた。
 手相を見せてくださいという人には、たまに声をかけられるのだが、顔の相のことを言ってくる人には初めて遭遇した。
(後日、とあるところで聞いたが、やはりそうやって声をかけて、いろんなものを売りつけるそうだ。変化の相が出ている……なんて、確かに人の気を引く言葉だ。よくまあ、いろいろ考えるものだ) 
 
 そのほか、先週は出先で、冷たい春の嵐に遭い雨に濡れ、それ以来、喉が痛く咳が止まらず、あとプライベートで心配事もあったりして、落ち着かない1週間だった。
 インフルエンザが猛威を振るっていても、風邪をひかない私にしては珍しい出来事だ。冬のコートもクリーニングに出してしまったし、いきなりの寒さで、不意打ちだった。でも、今まで私は、風邪ひとつひかないほど健康だったのではなく、風邪をひく体力すらなかったのかもしれないから、この症状は「めでたい」ことかも!? 風邪というのは、東洋医学的には、体の悪いものを出すのに必要な症状──つまり解毒──なのだという。だから、ガンの人は風邪すらひけないといわれる。
 確かに、喉が痛くても身体の芯は元気なような、不思議な体調(熱がないせいもあるが)だ。腰痛持ちの私としては、咳をすると、腰に響くのが辛いが(笑)。

 それにしても、こういう気候を花冷えというのかしら。
 桜もすっかり葉桜になってしまったし、ほんものの春よ、早く来い。

 今週も自分を甘やかすためのお花を一輪。
 Img_0789_5青山フラワーマーケットの「ダブルパーティ」という名前のバラで、クリーム色に縁の部分が濃いピンクの花びら。
 昔のイギリスの絵本のような、アンティークドレスのような色合い。
 香りはないけれど、見ていて楽しいバラです。









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2007年4月 1日 (日)

善福寺公園の桜を眺めながら

 気づいてみれば、このブログ「庭の小道から」を始めてちょうど1年。3_3

 プライベートでいろいろつまらないことがあり、気を取り直して始めたのが、やはり桜の咲く頃だった。
 季節が巡ってまた桜が咲いて、こうして善福寺公園を歩いてきた。
 1年の節目みたいなものを実感できるから、桜を見るのはいいなと思う。
 振り返ってみると、身体の不調などいろいろあったけれど、大事には至らず、よい漢方の先生にも出会えたし、よいこともあり、そう悪くない1年だったかなと(まあ、体調の方は仕事するうえでは辛いことも多く、万全ではないので、油断できないが)。

Photo_8

 やはり、どんなに頑張っても縁のない人とは関係が切れていくものだし、出会うべき人には出会っていくものだから、いろいろなことを不必要に気に病むことはないことにも気づいた。それが初めからわかっていれば、じたばたしないで済むのだろうけれど、なかなかできないもので……。
 「気に病む」と、本当に身体も病気になるし。

 

少し陽が陰ってから撮影したら、墨絵のような桜に……。

2_3 

 今は自分のすべきことや大切にすべき人が見えてきたので、これからはマイナスになるようなことに振り回されないように心がけて、日々を大切に送りたい――今までの私の人生ってマイナスな出来事に振り回されっぱなしだったから。2_6
 だってもう、人生の折り返し地点だってとうに過ぎてますからね!(笑)

 

 というわけで、友人、知人の皆さまも、リアルでは知らない方も、今後ともどうぞよろしくです。ちなみに、いろいろ目標(?)というか野望(笑)などもあるので、あまり更新できなくなるかもしれませんが(……と言ってるそばから、すぐに思いのたけを書き綴ってしまいそうな私ですが)。

 ところで、今日の善福寺公園は人がいっぱいだったけれど、この公園はあまり俗っぽい感じにならないのがいい。
 アンティーク風の着物を着たグループがいたり、鈴を鳴らしたり太鼓を叩いたりしながら即興で歌っている人たちがいたり(ソウルっぽいメロディーに、歌詞は確か、『日本はソメイヨシノ~♪』とかなんとか)、かと思うと、煮しめたような(?!)色合いの服装のオジサン集団がいて、皆お酒で顔を真っ赤にしているし、いろんな人たちがいておもしろかった。 

 

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