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2007年1月24日 (水)

コトコト煮込んだおでんを食べながら、華麗なる一族

 先週末は、珍しく自分のうちでおでんを煮込んでみた。レシピは、何年か前のLEEに載っていた高山なおみさんのもの。
 昆布とかつを節の出汁をたっぷりとって、お酒と塩を入れる。下茹でした大根と具を入れて、沸騰させないように静かにゆっくり煮込む。
 練り物は添加物が心配なのであまり買わないのだけれど、生活クラブ生協で「おでん種セット」というのがあったので、それを注文した。あとは、大根とじゃがいもとこんにゃくと油揚げなんかも入れてみた(結び昆布を用意しなかったのが残念)。

Img_0614 というわけで、今夜のメニューは、週末につくったおでんとお正月の残りの玄米もち(冷凍保存しておいた)と青菜炒め。できれば、お酒などと一緒につまみたいが、平日なので我慢する。
 とにかく、出汁を取るのや大根の下茹でなどがちょっと面倒だけれど、おでんは自宅でつくるに限ると思ってしまうおいしいさ! レシピには4時間くらい煮込むとあったけれど、その半分の時間でも充分。つくり置きしておけば、いい感じに味がしみてくるし。

↑おでんの画像って、色気ないなあ(笑)。

 新宿の某おでん店なんか、絶対食べたくない――つゆが、しょうゆだらけでしょっぱいから――と思ってしまった。
 高山なおみさんも、ある居酒屋で食べたおでんがおいしくて、そこで秘伝を聞いたそうだ。その秘密は、透き通った煮汁。味付けはしょうゆ、みりんを使わず、塩のみ。煮汁が濁らないよう、沸騰させずに弱火でコトコト根気よく煮ていくこと。

 おでんやの女将なんていいかもなあ。ものを書いたりするより儲かるんじゃないかしら。宇野千代の若い頃みたいな着物を着て、カウンターに立ったりして……などと、しばし妄想に耽る。

 さて、コトコト煮込んだおでんを食べながら、録画しておいたTBSドラマ「華麗なる一族」第1話と2話を一気に見た(職場の女性たちがあまりに話題にしていたので、つい私も見ることに)。
 昭和40年代、高度経済成長期の頃を舞台に、神戸のある財閥一家が繰り広げる、正に華麗なる一族の物語。その影に叶わぬ身分違いの恋などもあり、読んだばかりの『本格小説』を思い出す。でも水村美苗の描く『本格小説』の世界はフェミニンだなあと思う。
 比べると、「華麗なる一族」の原作は山崎豊子、昭和のあの頃の、銀行や製鉄会社という「超男社会」の世界で、エネルギッシュで計算高い男たちやしたたかな愛人が登場し、ゴリゴリとした感じだ。
 TVドラマにしてはスケールが大きく、なかなかおもしろいので、今シーズンは「華麗なる一族」を楽しみにしようと思う(木村拓哉の髪型がちょっと今っぽいのが気になるが)。

 それにしても……週末と今夜と、2日おでんを食べて思った。おでんは、飽きる(まだいっぱい残っている)。
 野菜スープなんかだと、毎日続いていも平気なのに。やっぱり、練り物は添加物なしでも続けては食べられない。
 高山なおみさんのおでんレシピにあったリード、「人が集まる時は、必ずおでん。前日から、鍋でコトコト煮込みます」というのを読み返し、ちょっと寂しくなる。
 誰も集まらないのに、こんなにいっぱい煮込んじゃって、どうするのだ、私。
(教訓=ひとりおでんは避けるべし……)

 今度の日曜日の「華麗なる一族」は、またいつものようにミネストローネを食べながらになりそう。

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