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2006年12月 8日 (金)

宇野千代 女の一生――自分のための覚え書き

 宇野千代 女の一生 という本の中に、こんな一節があった。

 “駆け出しお千代”の渾名のとおり、愛する人ができると突進し、
去られたら「よよと泣かない」で次なる出会いへと駆け出していった。

 なんか、いいなあ。潔くて。

 それから、これは自分のための覚え書き(最近、ブログ以外は書くことをサボっているので)。

「小説は誰にでも書ける。それは毎日、
ちょっとの時間でも、机の前に座ることである」
これは私が作った格言なのですが、
昨日は座ったが、今日は座らない、
と言うのではなく、毎日、座っている中に、
何か書ける、と言う教えなのです。
(『行動することが生きることである』)

 宇野千代は、『生きていく私』は読んだけれど、実は小説はあまりちゃんと読んだことがない。 
 『おはん』を、NHKの朗読番組で聞いたくらいで。
 『生きていく私』は、錚々たる顔ぶれの男たちとの恋愛が忌憚なく綴られている。
 でも、ひけらかすような感じは全然なくて、この人はもうこうなるしかなかったんだろうなと思えて、おもしろかった。
 何より、戦前から『スタイル』というファッション雑誌を創刊・発行していたというキャリアのあることも知った。
 明治女、恐るべし……というか、まあ、宇野千代が特別という感じがするが……。

 Chiyo_1本の表紙に使われているこの写真は、宇野千代30代半ばの頃(昭和7年)。
 自分でデザインした着物。
 斬新な着こなしとヘアスタイル、昭和の初めの頃の匂いがして、ほんとに素敵。

「泥棒と人殺しのほかは 何でもした」
と言う宇野千代。
 
 自分で人生の道を切り開いてきた人。
 正に『嫌われ松子の一生』の対極にあるような一生!
 でも、女らしくて可愛らしいところもあるし。

 

 彼女の人生を知ると、長生きするのも悪くない――宇野千代は98歳まで生きた!――そして恋も仕事も思う存分にして、いい人生を送りたいなと心から思う。

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