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2006年12月30日 (土)

やはり、一年を振り返ってみたりして

 今年も、もうじき終わり。
 仕事納めは28日だったけれど、私の部屋には未だ、クリスマスの天使たちがあちこちに佇んでいる。けれども、片付けも大掃除も後回しにして、昨日29日は買い物の日にした。
 まずはここ数年、年末恒例の行事(と言っても行うのは自分ひとりだけなのだが)になっている、四谷のPAULへパンの買い出し。おせちなどちょっぴり用意し、お雑煮は必ずつくるのだが、絶対にあっという間に飽きてしまうので、そのためにパンを用意しておくのだ。
 西荻窪から四谷まで、各駅の総武線に乗ってのんびりPAULへ向かい、帰りはパンのいい匂いの包みを抱えて、やれやれ今年もなんとか無事終わりそうだ……という静かな感慨に浸る、というのが、自分のなかで大事な締め括りの行事となっている。
 イチジクとクルミ入りカンパーニュ、アプリコット入りカンパーニュ(この辺のは冷凍保存しておく)、マッシュルームのピザ、リンゴのパイ、パルミエ・ショコ……などなど。
 それにしもて、その後寄った新宿も吉祥寺も凄い人出。食料品売り場が混むのはわかるけれど、伊勢丹のジュエリー売り場になぜか人がいっぱい。という自分も伊勢丹のアニエスbで、革で花をかたどったヘアピンなんかを買っていたのだが(笑)。
 そうして、他にも細々したものを買って、買い物は完璧に済ませたはずなのに……帰宅後、綿棒が切れていることに気づいた……。明日は部屋から出ずに大掃除!と計画していたのに、なんてことだ。こんな「つまらないもの」(だけど必要なもの)が切れてるなんて。

 ま、そんな前置きはさておき。
 今年、心に残ったものを思いつくままに書き留めておく。
 できるだけ2006年公開や発売のものと思ったけれど、本は例外。

☆映画☆
 「ブロークバック・マウンテン」
 「ゆれる」

 と、男同士のシリアスな映画が2本も入ってしまったので、全然違う映画も。
 「プラダを着た悪魔」
 観ていて元気になれるチャーミングな娯楽映画。

☆音楽☆
「5:55」シャルロット・ゲンズブール

☆本☆
 「本格小説」上・下 水村美苗(文庫版は昨年2005年発行)

 下巻がもう少しで終わるところ。
 読書の喜びをこんなに感じたのは久々。

 その対極にある本として、
 「さつよ媼 おらの一生、貧乏と辛抱」石川純子(草思社/2006年)
 東北の極貧の家庭に生まれた、さつよ媼96歳の自伝。
 彼女のお国の言葉をそのまま生かした聞き語り。

☆その他、WOWOW、TVなどで初めて観た作品☆
「微笑みに出会う街角」
「歓びを歌にのせて」
「恍惚」
(いずれも劇場公開は、2006年以前)

「ピナ・バウシュの2006年日本公演」(NHKの録画にて)

☆TVドラマ☆
「結婚できない男」
 なんと、ブログにこのドラマ専用のカテゴリーまでつくってしまったよ(笑)。

「の×めカン×ービレ」

☆アート☆
「大竹伸朗 全景」

☆演劇☆
「トーチソングトリロジー」

☆あと、気になる訃報として……岸田今日子さん
 声優として女優として、また書き手としても稀有な存在の方。ご冥福をお祈りします。
 そして、ジェームス・ブラウン
 ジェームス・ブラウンは、私自身は凄いファンというわけではないのだけれど、彼の大ファンの友人の顔が何人か浮かんで、そう言えば皆どうしているのかな、などと思ったり。
 それにしても、クリスマスに亡くなるなんて、最後まで「お祭り男」(笑)だったのだなあと思う。

 とまあ、他にもいろいろあるような気もするのだけれど、メモも何も見ずに、ぱっと思いついたものを並べてみた。

 自分自身のことでは、今年前半は、恋愛においてかなり「とほほな出来事」(苦笑)もあったけれど、今現在は穏やかな気持ちでいるので、「終わりよければすべてよし」というわけでもないけれど、よかったことにしよう……と思う。
 その後、大切な出会いも、いくつかあったし。
 身体も一時、危機的状況を迎え、今も決して万全ではないし、治療も長くかかりそうだけれど、漢方の素晴らしい先生のおかげで、なんとか少しずついい方へ向かっている。これもいくつかあった、よい出会いのひとつ。
 何より、職場が一年間変わっていない!というのが快挙だ。離婚後、不安定な仕事状況で、一年に一度、多い時は二度も三度も職場や仕事の環境が変わっていて、いつも息も絶え絶えだったから。
 そういう意味では、身近な友人や知人に、あまり心配や迷惑をかけないで済んだ一年かもしれない(前半のとほほ事件では、相談に乗ってもらった人もいるけれど)。

 というわけで、今年はこれが最後の更新になります。
 来年も、懲りず(!?)にお付き合いいただけますと、幸いです。
 皆さま、どうかよいお年をお迎えください。 

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コメント

こんにちは。kateさんの2006年「レコメンド・カルチャー・アイテム」興味深く拝見しました。未見・未読・未聴のものが(特に映画とドラマ)多い分だけ、これからの楽しみが増えました。ありがとうございますね。

ピナ・バウシュのシアトリカルなダンスは、非常に心に残りますね。以前来日公演を観ましたが、様々な人間模様が展開された舞台の幕間に、ひとりのダンサーがじっと立ち尽くし、静かに涙を流しているという演出がありました。その情景が今でも鮮烈に記憶に残っています。いわば「伝わらなさの痛み」とでも言うものが視覚化されて、ダンサーの身体を通して表現されている、といった感じだったんですね。

閑話休題。お体の方、良い方向に向かっていらっしゃるとのことで、何よりと存じます。最近急に寒くなってきましたが、風邪などお召しにならないようにご自愛のうえ、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

投稿: 灯 | 2006年12月30日 (土) 14:38

灯さん
コメントありがとうございます。
ピナ・バウシュは、そこにいるだけで何か空気が変わるような気配があり、存在感が
凄いですよね。テレビを通して見てもそう感じるので、今度は生の舞台を見なければ!と思っています。
カフェで、崩れ落ちそうになる女を男が繰り返し抱きかかえる場面など、印象に強く残るものがたくさんありました。根底にあるのは、痛みの感覚というのは、私も感じました。

来年もいいものにたくさん出会っていきたいです。

ではでは、灯さんもよいお年を!

投稿: Kate | 2006年12月30日 (土) 14:56

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