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2006年5月 4日 (木)

ぼくを葬る

 

Img_0136 2日は、シャンテ・シネへフランソワ・オゾンの最新作ぼくを葬る (ぼくをおくる)を観に行った。余命3か月と告知された気鋭の若手カメラマン、ロマンが死と向き合い、残された時間をどうすごすか、どんなふうに死を迎えるか……までを描いたもの。という、オゾンにしては、あまりひねりのないストーリー。でも今回は珍しくゲイの男性が主人公だったので、その点は新鮮だった。辛い闘病の様子などはほとんど描かず、官能的なシーンが多く、それがかえって死を際立たせる。そして、生命力溢れる子どもと清々しい海。
 カメラマンなのに今まで身近な人の写真など撮ったこともなく、どこかクールなロマンが、物影からひっそりと家族や元恋人の写真を撮る様子がよかった。それが彼なりの「さようなら」だったのだろう。
 ところで、ロマンの祖母役としてジャンヌ・モローが出演。しわしわのおばあさんだが、若作りするでもなく、その皺のまんま出ているのがよかった。さすが、年取っても存在感がある。Img_0137_1

 と、あれこれ感想を書こうとしたのだけれど……やはり、女同士、火花を散らし、ミステリー仕立てでわくわくさせられた「スイミング・プール」の方が圧倒的に好きなことに気づいてしまい、今ひとつ、ノリが悪いです(笑)。
 ロマンは、なぜ家族に対して冷淡だったのか(特に姉)、その辺が最後までわかりづらかったのも、ちょっと残念。
 でもロマン役のメルヴィル・プポーは、甘い感じのハンサムで魅力的だった。

 というわけで、本日はフランソワ・オゾン特集。
 以前のブログに書いた文も、再度Upしてみました。

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