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2006年5月 5日 (金)

キョンキョンと亀梨クンから、「デブラ・ウィンガーを探して」まで―女性の年齢について

 先日の小泉今日子と亀梨クンの熱愛報道……今後の行方や長続きする、しないはどうでもよくて、とにかく快挙!という感じ。
 世代によって受け止め方が全然違うのがおもしろい。ネットなどでちらっと見てみると、若い女の子たちは「亀梨クン、なんであんなババアと……ショック!」的な意見が多いのに反して、私と同世代の人たちおよびそれ以上は「さすがキョンキョン、やってくれるね」「さすが、亀梨クン、お目が高い」と、どちらに対しても極めて好意的な反応。でもって、そうか、キョンキョンをオバサン呼ばわりする子たちって、彼女がアイドル全盛の頃、まだ生まれていなかったのかあ……という事実にも衝撃を受けたり。亀梨クンだってそうなのだよなあ。ちょうど生まれた頃か(笑)、とか。
 でも、そういう世代の亀梨クンが、同世代の小娘ではなく、キョンキョンを選んだ……というのは、なんだか嬉しいんである。
 それにしても、20歳離れたカップルというのは、男が上ならいくらでもあるのに、逆はほんとにない。特に日本ではない。この逆パターンは、特に女性の方に余裕がないと、できない関係かも知れない。
 守られる恋じゃなくて、正に相手を育てる恋。だけど、「お母さん」になってしまっては、恋愛じゃなくなるから、きわどいところである。だから、それをむしろ楽しめるくらいのパワーがなくては成立しないのだろうな(私には今のところ、そういう余裕もパワーもありませんが!)。

――というわけで、以前のブログ(2005年7月14日)から、女性の年齢について書いた日記の再Up。「デブラ・ウィンガーを探して」を取り上げているが、この映画に出てきた女優さんたち、その後いい感じで活躍している人が多いように感じる。その筆頭は、シャーロット・ランプリング。ダイアン・レインも「トスカーナの休日」がよかったし。ダイアン・レインも10代の頃、青春映画で人気を得た女優で、大人の女優への転換が難しいのでは?と思わせる時期もあったけれど、今は見事に花開いた感じ。
 で、これを書いていた去年は、キョンキョンと亀梨クンの熱愛報道なんかもなく、外国の女性へ憧れの眼差しを向けるしかなかったのだけれど……キョンキョンって、あらゆることに関してフロンティアスピリット溢れているなんだなあ、と思ってしまう。

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 最近、テレビドラマなどを見ていると、「私、もう34よ!」だとか、「もう30かあ......」というようなセリフがやたら多いのが気になる。いや、ほんとに多いんですよ、こういうぼやきが。こっちときたら、さらに40過ぎだ、どうすりゃいいのさ......みたいな(笑)。なんていちいち反応してしまうのは、私だけでしょうか?

 30代なんてまだまだ若いのに、皆さん、何をそんなに焦っておいでか?と思うのだが、自分を振り返ってみれば、30代の前半の頃は、自分のことを若いなんてこれっぽちも思わなくて、確かに、「もう30過ぎてるのにあれもできてない、これもできない」という感じで、ダメなところばかりあげつらねて、いつもいつも焦燥感にかられていた。
 あれは何だったんだろう? 今、この日本で(というより東京と言うべき?)生きる30代の女性というのは、誰でもそういう焦燥感に駆り立てられてしまうのかも知れない。40代に突入してしまった今では、ちょっと開き直りな感じも出てきて、あの頃のようには、じたばたしていない。というより、ここまで来たらなるようにしかならない、という感じか(笑)。

 それにしても、じたばたする30代の応援歌みたいなものがようやく出てきていて――一昔前は、20代しか主役になれなかったから、凄い進歩だとは思うけど――40代以上は相変わらず対象外な感じで、ちと寂しいのは事実。日本には、モデルにしたいような人もあまりいないしなあ......。黒木瞳はきれいだけど、何か現実感なくて、遠い存在という感じだし。

 Dw_1というわけで日本には40代向けの素敵なもの(や人)があまりないので、こちらがおすすめ。女優が年を重ねることをどう乗り切っていくか、というテーマに果敢に取り組んだ、ロザンナ・アークエットのデブラ・ウィンガーを探して
 彼女が、自分と同世代のハリウッドの女優たちにインタビューしたドキュメンタリー。華やかに見える彼女たちだが、若さとセクシーさが絶対的なハリウッドで、圧倒的優位に立つ男性プロデューサーたちにもまれながら、家庭と仕事の狭間で、女優として40代をどうやってやっていくか、というのがテーマ。  
 自分とは、まーったく違う環境と立場の人たちだけど、観ていると元気になれる。日本の女優と大きく違うところは、自分の言葉というものを確かにもっていること。個人的なことを話すだけではなく、アメリカの映画界や社会における自分たちの位置とかを分析しながらきちんと話す人が多くて、驚かされた。  
 やはりアクターズ・スタジオなんかで鍛えられているから、違うなあとしみじみ。いわゆる肩肘張ったフェミニズムっぽい感じはなくて、シャンパン飲みながら喋りまくったり笑ったりプロデューサー連中を罵ったり、リラックスして好き勝手にやっている感じがよかった。
 とにかく、アメリカは若さ礼賛の国だから、「フランスなんかでは、年齢を重ねた女性が尊敬されているのにさ、もうまったくハリウッドときたら......」なんていう感じで、皆、結構本気で怒っていた。
 そう言われてみれば――シャーロット・ランプリング、ジェーン・バーキン(50代なのに、白いTシャツとカーゴパンツが似合う!)、カトリーヌ・ドヌーヴ、エマニュエル・ベアール(40近いはずなのに、あの美しさ!)、ナタリー・バイ、ファニー・アルダン、イザベル・アジャーニ――などなど、フランスには、年を重ねてもいい女優がたくさんいる。キャリアを活かしていい映画にバンバン出ているし。それは、彼女たちに相応しいおとなの映画がつくられているということだ。シャーロット・ランプリングとジェーン・バーキンはイギリス人だけれど、フランスに縁が深い人たちだし、フランスという国には、何かあるのかな?

 皆、美しすぎて、かつ才能ありすぎなので、励みにするには遠い存在かも知れないけど、これくらい美しい人たちを憧れとしていたい。

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コメント

「デブラ・ウィンガーを探して 」いいですね。
女優さんたちが集まって、お色気女性を演じることを強要する製作者たちの悪口を言い合うシーンとか、すごかったです。
それにもまして、キャリアを捨てて辞めてしまうデブラ・ウィンガーさんがすごいと言うか、惜しいと言うか。

投稿: watanabe hiroshi | 2006年5月 6日 (土) 22:44

watanabeさん
「デブラ~」はウーピー・ゴールドバーグとフランシス・マクドーマンドがよかった。
デブラ・ウィンガーは最近ちょっと復活しているみたい。「僕はラジオ」という映画に出てました。これもいい映画です。

投稿: Kate | 2006年5月 6日 (土) 23:39

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